バクテリアの話で思い出した、忘れられないフィルターの記憶

そういえば「バクテリア」という話題で、
ひとつ思い出したエピソードがあります。
今、私の水槽では
メインフィルターにエーハイム2213、
サブフィルターとしてGEXメガパワー6090を使っています。
昔はGEXがメインだった時代
実は、GEXメガパワー6090をメインで使っていた時期がありました。
今から、もう25年ほど前のことです。
当時はたくさん水槽を持っていたので、
90センチ水槽用のメインフィルターとして、
試行錯誤して水槽を楽しんでいました。
コロナ禍で久しぶりに水槽を立ち上げた日
それから長い時間が経ち、
アクアリウムから少し距離を置いていたのですが、
コロナ禍に入った頃、ふとこう思ったんです。
「動画用に、久しぶりに水槽を立ち上げてみようかな」
倉庫を探していると、
昔使っていたGEXメガパワー6090が出てきました。
20年、水が入ったまま放置されていたフィルター
そのフィルターを手に取った瞬間、
ある事実を思い出しました。
中に水が入ったまま、
20年近く放置されていたということを。笑
正直な気持ちは、これでした。
「うわ……これはさすがにヤバいかもしれない」
想像とまったく違った、フィルターの中の水
ドロドロに濁った水。
強烈なニオイ。
そんな光景を想像しながら、
恐る恐るフタを開けてみたのですが──
結果は、いい意味で予想を裏切られました。
中に入っていた水は、
雨が降ったあと、外に置いたバケツの水のよう。
底には多少のゴミが溜まっていましたが、
水そのものは驚くほど透明で、
嫌なニオイも全くありませんでした。
何もしていないのに、水は腐らなかった
考えてみると、不思議な状況です。
- エアレーションなし
- ろ材掃除なし
- 水換えなし
それでも、
水は完全に腐ることなく、
ある程度の状態を保っていました。
このとき、
「バクテリアのおかげだな」と強く感じたことを覚えています。

バクテリアは「足すもの」ではなかった
もちろん、
この水をそのまま水槽に使ったわけではありません。
ただ、中のろ材は今もそのまま使っています。
でも、はっきり感じたことがあります。
- 余計なことをしない
- 急激な変化を与えない
- 住める環境があれば、バクテリアは勝手に働く
バクテリアは、
管理する対象というより、
環境の中で生き残る存在なんだと。
今の水槽管理につながっている考え方
この体験があってから、
水槽の見方は多少変わりました。
何か調子が悪くなると、
「次は何を足そう」と考えていたのが、
「何をやりすぎていないか」に目が向くようになったんです。
バクテリアは、
足すものではなく、育てるもの。
あのフィルターの中の水は、
それを静かに教えてくれた、
忘れられない体験でした。
