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飲み会が心をリフレッシュさせてくれた夜
F E E L です。
昨夜、飲み会に参加してきました。
とはいえ、ただの参加ではなく、私が主催する形での集まりです。
久しぶりに、前の職場のメンバーを招いての会。
理由は、かつての同僚(女性の後輩)が結婚したからです。
これだけなら喜ばしい話で済むのですが、彼女にはもうひとつの背景があります。
実は、彼女は数年前に胃ガンを患い、胃の3分の2という大部分を摘出しました。
それを知った当時、私は驚き、同時に心のどこかで罪悪感を感じていました。
私を含め、同時期に多くのメンバーがその異動し、彼女ひとりを職場に残してしまったからです。
「残された彼女に負担をかけてしまったのではないか」
その思いは、彼女が手術後にひどく痩せた姿を目の当たりにしたとき、強く感じました。
それでも彼女は時間をかけて回復し、新たな職場にも異動し、そして結婚。
こうして笑顔で「おめでとう」を伝えられる日が来るとは嬉しいことです。
当日は、幹事として少し早めに職場を出ました。
私がいつも車を止めている駐車場が22時で閉まるため、駅前の別のコインパーキングに車を移動。
ただ、私の車は車幅185cmとやや広めで、地方のコインパーキングの狭さがいつも気になっていました。
案の定、駐車スペースはパツパツ。
少し冷や汗をかきつつも無事に停め終え、店へと向かいました。
普段通らない道を歩くと、新しいお店が増えているのに気づきます。
焼肉や魚介など、通りすがりに香る食材の匂いが鼻をくすぐり、少し心が弾みました。
こういった「日常の外れた景色」に触れるのは良いものですね。
お店には一番乗りで到着。
幹事の基本です。
予定では8人集まるはずでしたが、2人が欠席。
これも予想内でしたので、もともと料理の予約はせず、当日注文にしていたのが功を奏しました。
最初は4人で乾杯。その後、遅れてくるメンバーが1人、また1人と合流。
久しぶりの顔ぶれに、最初は多少ぎこちない雰囲気もありましたが、意外な話題で盛り上がり始めました。
それは「狩猟免許」の話。
地方ならではですが、街にイノシシやクマが出没することがあり、その対応に駆けつける仕事をしている同僚がいるのです。
「捕まえるのか?」と尋ねたところ、意外にも「追い返すだけ」との答え。
狩猟免許がないため、捕獲はできないそうです。
さらに、もし一般人が無許可で捕まえた場合、罰則があるとか。
では、どうするのが正解か。
同僚曰く、「車でひいて死亡させる、のが一番」とのこと。
ひいてしまうと、その獣は「ゴミ扱い」となり、罰則もなくなるのだとか。
聞けば聞くほど、日常とは異なる話題に、みんな興味津々でした。
飲み会も後半になると、少し落ち着いた話題が増えてきます。
結婚した彼女が、ふとこんなことを漏らしました。
「私が残された後、なんとか事業を良い方向に持っていこうと思ったけれど、周りの人たちは疲れ切っていて、誰もそれ以上を望まなかった」
その一言が胸に刺さりました。
彼女の努力を知っているからこそ、当時の孤独感や苦労が想像できるのです。
「今では、あの職場の人は疲れ切っていて、誰もこれ以上良くしよう!なんていう考えの人はいない」と。
飲み会を終え、夜道を歩きながら考えました。
今の私の職場は、どうでしょうか。
良きものにしよう、と言うよりは、「良きもので、なければならない」、そんな感じがあるのでありがたいなと思います。
どんな職場にいても課題はありますが、同時に違う視点やエネルギーを得ることで、人はまた前に進めるのだと思います。
昨日の飲み会は、ただの集まりではなく、私個人にとっては人間性の再確認の場でした。
もし、しばらく会っていない仲間がいるなら、思い切って声をかけてみてください。
時が経っても変わらない絆や、新たに気づくものが、きっとあると思います。
日常に少し飽きていた自分だけど、違う視点やエネルギーをもらって、月曜日からまた頑張れる気がします。