熱帯魚には水草水槽がよく似合います。
水草をたくさん植えておけば、水槽の中に自然に近い環境を作れるだけでなく、水質管理も比較的ラクになるんですよ。
こんにちは、FEELです。

私は個人的に、緑の水草がたくさんあふれている水槽が好きです。
魚が泳ぐだけのシンプルな水槽もいいのですが、緑の水草の間から熱帯魚が顔を出したり、エビが水草の上を歩いていたりする水槽を見ると、それだけで癒やされます。
今回は、そんな私が実際に管理している水草水槽を例にしながら、
- 熱帯魚に水草水槽がおすすめな理由
- 水草が多いと水質管理がラクになる理由
- 初心者でも水草水槽を始める方法
- CO2は必要なのか
- 照明時間はどのくらいがいいのか
- コケ対策はどうするのか
- 熱帯魚とエビを一緒に飼うときのポイント
について紹介します。
熱帯魚には水草水槽がよく似合う
熱帯魚を飼育するなら、個人的には水草水槽をおすすめします。
もちろん、熱帯魚だけを泳がせる水槽も魅力的です。
しかし、水草を植えた水槽には、魚だけの水槽とは違った美しさがあります。
- 水草の緑を背景に魚が泳ぐことで、魚の色もより鮮やかに見えます。
- 特に赤やオレンジ、青などの体色を持つ熱帯魚は、緑色の水草とのコントラストがきれいです。
- 水槽の中に「小さな自然」を作っているような感覚も、水草水槽の魅力だと思います。
私が好きなのは、とにかく水草がたくさん入っている水槽。



水草が少ないスッキリしたレイアウトよりも、緑が水槽からあふれるくらいのレイアウトが好みです。
魚が水草の間を泳ぎ、エビが葉っぱの上を歩いている。
そんな姿を眺めていると、時間を忘れてしまいます。


水草水槽におすすめの熱帯魚10選
1.アクセルロディネオン
青いラインが美しい、小型のネオン系の魚です。



水草水槽では、緑色の水草の中に青い魚体が浮かぶように見えるため、非常に映えます。
派手すぎないのに、群れで泳ぐと存在感があります。
こんな人におすすめ
- 青い魚が好き
- 小型魚を群泳させたい
- 緑の水草と青色のコントラストを楽しみたい
2.ミクロラスボラ・エリスミクロン
エリスミクロンも水草水槽との相性が良い小型魚です。
体側に入る模様が特徴的で、一般的なネオンテトラ系とは違った魅力があります。
水草をたっぷり植え込んだ水槽に入れると、魚が水草の間を出たり入ったりする姿を楽しめます。
経験上、こうした小型魚は水草がある程度茂っている水槽のほうが落ち着いて泳いでくれる印象があります。
3.ミクロラスボラ・ブルーネオン
名前の通り、青系の発色を楽しみたい人におすすめしたい小型魚です。
小さな魚なので、水草水槽の雰囲気を壊しにくいのが魅力。
特に暗めの背景や緑の水草と組み合わせると、青い魚体が目立ちます。
ポイント
小型水槽で魚を主張させすぎたくない人にも向いています。
4.ラスボラ・エスペイ
オレンジ~赤茶色の体色が美しいラスボラです。
青系の魚とは違い、暖色系の色合いなので、緑の水草との組み合わせが非常にきれい。
水草水槽の中に赤やオレンジ系の魚を泳がせたいなら候補になります。
群れで泳がせると存在感も出ます。
水草水槽との相性
★★★★★
個人的には、緑の水草+エスペイの暖色系の体色という組み合わせが好きです。
5.ミクロラスボラsp.ハナビ
いわゆる「ハナビ」と呼ばれる人気の小型魚です。
小さな体に、オレンジ色の斑点が入り、水草水槽では非常に存在感があります。
大きな魚ではありませんが、模様が特徴的なので、



「小さいけれど、よく見るとすごくきれい」
というタイプ。
前景草や細かな葉の水草との組み合わせも似合います。
6.ゴールデンアカヒレ
アカヒレのゴールデンタイプです。
黄色~金色の体色が特徴で、水草の緑とのコントラストを楽しめます。
比較的丈夫な小型魚として知られているため、初めて小型魚を飼育する人にも候補になるでしょう。
ただし、アカヒレは熱帯魚というより比較的低めの水温にも対応できる魚です。
そのため、水槽の温度設定は一緒に飼育する生体に合わせることが大切です。
7.グリーンネオンテトラ
グリーンネオンテトラは、水草水槽との相性が抜群の小型魚です。
細身の体に青緑色のラインが入っており、水草の緑の中を泳ぐと非常に美しく見えます。
個人的には、
「魚を目立たせる」というより「水草水槽の中に魚を溶け込ませる」
という楽しみ方に向いていると思います。
群れで泳ぐ姿も魅力です。
8.アフリカン・ランプアイ
アフリカン・ランプアイの最大の特徴は、何といっても目。
光を反射するように青白く光る目が特徴的です。
体そのものは比較的地味なのですが、水草水槽の中で群れになると、この目が小さな光のように見えます。
照明を落とした後などにも独特の存在感があります。
水草水槽との相性
★★★★★
「派手な魚ではなく、ちょっと変わった小型魚を泳がせたい」という人におすすめです。
水草水槽は水質管理がラクになる?
水草水槽の大きなメリットのひとつが、水質管理の助けになることです。
水草は光合成を行いながら成長します。
その成長には水中の栄養分が利用されるため、水槽内の余分な栄養を水草が吸収してくれます。
もちろん、水草を植えれば水換えをしなくてもいい、という意味ではありません。
魚のフンや餌の食べ残しなどから発生する物質を完全に水草だけで処理できるわけではないため、ろ過や水換えは必要です。
ただし、
- 魚の数を適切にする
- 餌を与えすぎない
- 水草をしっかり育てる
という環境を作れば、水槽内のバランスを維持しやすくなります。
個人的には、水草が少ない水槽よりも、水草がしっかり育っている水槽のほうが、多少の水質変化を吸収してくれる印象があります。


照明時間は1日5時間15分
我が家の水槽では、照明の点灯時間を5時間15分にしています。
水草水槽では照明時間が長ければ長いほど水草がよく育つ、と思ってしまいがちですが、長時間照明を当てればいいとは限りません。
照明が長すぎると、コケが増える原因になることがあります。
特に、



「水草を育てたい」
「でもコケは増やしたくない」
という場合は、水槽の状態を見ながら照明時間を調整するのがおすすめです。
我が家の場合は、5時間15分程度の照明でも水草が育っているため、現在はこの時間に落ち着いています。
水槽の環境はそれぞれ違うので、最初から「○時間が絶対」と決めるのではなく、自分の水槽に合う時間を探すのがいいでしょう。
水草が多い水槽は「栄養のバランス」が重要
ここで注意したいのが、水草が多ければ多いほど良いわけではないということです。
水草が成長するためには、
- 光
- CO2
- 栄養
- 水
- 適切な水質
などが必要です。
どれかひとつだけ増やしても、バランスが崩れることがあります。
例えば、強い照明を長時間当てているのに水草がうまく育たなければ、コケが増えることがあります。
逆に、魚やエビが少ないのに肥料をたくさん入れれば、栄養過多になる可能性もあります。
水草水槽は「足す」ことよりも、「水槽内のバランスを見る」ことが大切です。


我が家の熱帯魚水草水槽の飼育環境
ここからは、我が家の水槽を紹介します。
現在飼育しているのは、
- レッドホタルテトラ:5匹
- レッドチェリーシュリンプ:約30匹
- ヤマトヌマエビ:1匹
という構成です。
魚を大量に入れるのではなく、水草を多めに入れて、魚とエビが暮らす環境を作っています。
個人的には、このくらいの密度がちょうどいいと感じています。



魚が水草の間を泳ぎ、エビが水槽内を掃除するように動き回っている姿を見ることができます。
水槽の中に生き物がぎゅうぎゅうに詰まっている感じではなく、それぞれが動ける空間があるのも気に入っています。


水草の栄養剤は添加していません
我が家では、現在、水草用の栄養剤を添加していません。
水草が多いと「肥料を入れないと育たないのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、魚やエビを飼育している水槽では、餌や排泄物などから水中に栄養が供給されます。
水草の種類や量、水槽サイズ、生体数によっては、追加の肥料を入れなくても十分に成長することがあります。
我が家の場合は、魚とエビを飼育し、水草も多いため、現状では栄養剤を添加していません。
むしろ栄養を追加しすぎると、コケの原因になる可能性があります
「水草が育たないから、とりあえず肥料を追加する」
のではなく、
なぜ水草が育たないのか
を考えることが重要です。
照明が足りないのか。
CO2が不足しているのか。
水質が合っていないのか。
栄養が足りないのか。
原因を確認してから対策するほうが、水槽のバランスを崩しにくいと思います。


水槽のガラス面には2週間でうっすらコケ
我が家の水槽では、2週間ほど経つとガラス面にうっすらコケが生えてきます。
これは完全にコケゼロという水槽ではありません。
むしろ、ある程度の栄養分が水槽内にある状態だと考えています。
水槽のガラス面に薄くコケがついたら、掃除をします。
このくらいのペースなら、個人的にはそれほど大変ではありません。
コケがまったく生えないことを目指すより、
水草が育つ
魚やエビが元気
コケが爆発的に増えない
というバランスを目指すほうが、水槽管理はラクだと思っています。
CO2は水草水槽に必要?
水草をしっかり育てたいなら、CO2添加は非常に有効です。
特に、
- 赤系水草
- 前景草
- 光量を必要とする水草
などをきれいに育てたい場合は、CO2添加を検討してもいいでしょう。
一方で、すべての水草水槽にCO2が必要というわけではありません。
丈夫な水草を選べば、CO2添加なしでも水草水槽を楽しめます。
初心者の場合は、最初から難しい水草を選ぶよりも、CO2なしでも育てやすい種類から始める方法もあります。


水草水槽のスタイル比較
| スタイル | CO2 | 難易度 | 管理のしやすさ | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| 低光量・丈夫な水草 | 不要でも可 | ★ | ◎ | 初心者 |
| 中程度の水草水槽 | なくても可 | ★★ | ○ | 気軽に楽しみたい人 |
| 高光量・高密度水草 | 推奨 | ★★★ | △ | 本格的に育てたい人 |
| ADA系レイアウト重視 | 推奨 | ★★★★ | △ | 水景を極めたい人 |
個人的には、最初は「CO2なし+丈夫な水草」から始めても十分に楽しめると思います。
水草水槽を立ち上げるために必要なもの
水草水槽を始めるために、最低限必要なのは、
- 水槽
- ソイル
- 水
- 照明
- ろ過装置
です。
ここに水草を植えていきます。
まずは丈夫な水草を植えて、水槽の環境を安定させる。
その後、もっときれいな水草を育てたいと思ったら、照明やCO2を強化する。
そんな順番でOKです。


熱帯魚とエビ、どちらが水質に敏感?
水槽の状態を確認するという意味では、私は魚よりもエビのほうが分かりやすいと感じています。
特にレッドチェリーシュリンプなどの小型エビは、水質変化に敏感です。
魚が元気に泳いでいるのに、エビの調子が悪い。
そんな場合は、水質や水温などの環境を見直してみる価値があります。
逆に、エビが元気にツマツマしているなら、水槽内の環境が比較的安定している可能性があります。
もちろん、エビが死んだからといって、必ずしも水質だけが原因とは限りません。
水温、脱皮、餌、水合わせ、農薬など、さまざまな要因があります。
それでも、エビは水槽環境の変化を感じ取る「小さなセンサー」のような存在だと思っています。
最近、レッドチェリーシュリンプが「2頭身」に?
最近、我が家のレッドチェリーシュリンプを見ていて、ちょっと気になることがありました。
普段は2.5頭身、あるいは3頭身くらいに見えるのに、最近の個体を見ると、
「なんか2頭身になってない?」
という感じ。
もちろん、本当に体の構造が変わったわけではありません。
見え方の問題だと思います。
水草の間を歩いている姿を上から見ると、頭と胴体がぎゅっとまとまって見える個体がいるんですよね。
エビは同じ種類でも個体差があります。
体の大きさや色、体型などを観察していると、意外と面白いものです。
こういう小さな変化を楽しめるのも、熱帯魚と水草水槽を一緒に楽しむ魅力だと思います。
水草から出る「光合成の気泡」を楽しもう
水草水槽を始めたら、ぜひ見てほしいのが水草から出る気泡です。
照明が点灯してしばらくすると、水草の葉から小さな気泡が出ることがあります。
これは水草が光合成をしている様子を目で確認できる瞬間です。
水草の葉についた小さな気泡が、
「ぷくっ」
と浮かび上がってくる。
これを見るだけでも、水槽を眺める時間が増えてしまいます。
熱帯魚が泳ぎ、エビが動き、水草が光合成をする。
水槽の中で小さな生態系が動いているように感じられるのが、水草水槽の面白さです。
初心者が熱帯魚の水草水槽を始めるなら「魚を入れすぎない」
初心者が水草水槽を始めるときに、一番注意したいのは生体を入れすぎないことです。
「せっかく水槽を買ったから、たくさん魚を入れたい」
という気持ちは分かります。
しかし、魚が増えるほど排泄物も増え、水質管理が難しくなります。
最初は少なめの生体から始めて、水槽の状態を確認しながら増やすほうが安心です。
特に水草水槽では、
魚をたくさん飼うこと
よりも、
魚と水草のバランスを楽しむこと
を意識すると、管理しやすくなります。
熱帯魚と水草水槽のおすすめ組み合わせ
水草水槽に合わせる魚は、小型の熱帯魚がおすすめです。
例えば、
- ネオンテトラ
- カージナルテトラ
- ラスボラ
- レッドホタルテトラ
- グッピー
などです。
小型魚は水草の間を群れで泳ぐため、水草水槽との相性が良いでしょう。
エビを一緒に飼うなら、レッドチェリーシュリンプやヤマトヌマエビも人気があります。
ただし、魚の種類によってはエビを食べることがあります。
「魚+エビ」の組み合わせを考える場合は、混泳相性を確認してから導入しましょう。
水草水槽の管理で大切なのは「バランス」
水草水槽は、何かを増やせばきれいになるというものではありません。
照明を強くすればいい。
肥料を増やせばいい。
CO2を増やせばいい。
魚を増やせばいい。
というわけではありません。
大切なのは、
光・CO2・栄養・生体・ろ過・水換えのバランス
です。
我が家では、照明を5時間15分に設定し、栄養剤は添加していません。
それでも水草は成長し、2週間ほどでガラス面に薄くコケが生える程度。
このくらいの環境が、今の我が家には合っているようです。
水槽ごとに適切な環境は違うので、他人の水槽の管理方法をそのままコピーする必要はありません。
自分の水槽を観察して、
「水草は元気か?」
「魚は元気か?」
「エビは元気か?」
「コケは増えすぎていないか?」
を確認する。
その繰り返しが、水草水槽を安定させる近道だと思います。
まとめ|熱帯魚には水草水槽がおすすめ
熱帯魚を飼うなら、私は水草水槽をおすすめします。
緑の水草の中を魚が泳ぎ、エビが水草の上を歩き、光合成で気泡が上がってくる。
そんな水槽を眺める時間は、とても贅沢です。
我が家では、
- レッドホタルテトラ5匹
- レッドチェリーシュリンプ約30匹
- ヤマトヌマエビ1匹
- 照明5時間15分
- 栄養剤なし
- 2週間ほどで薄くコケが発生
という環境で楽しんでいます。
水草が多い水槽は、見た目が美しいだけではありません。
水槽内の栄養を水草が利用することで、環境の安定にもつながります。
もちろん、水換えやろ過をしなくていいわけではありません。
それでも、生き物と水草のバランスが整った水槽は、思っている以上に管理しやすいものです。
これから熱帯魚を飼おうと思っている人は、ぜひ魚だけではなく、水草も一緒に楽しんでみてください。
水草から出る小さな気泡を見つけた瞬間、
「水槽を始めてよかった」
と思うかもしれません。












