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【秋吉台でウバーレを見に行った話】—— ドリーネって何?から始まった、終わタンバリンシャンシャン登山

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こんにちは。F E E L です。

先日、山口県の秋吉台へ行ってきました。

きっかけは、愛する人のひと言。

「ウバーレが見たいんだけど」

ウバーレ?
ドリーネ?
なんじゃらほい。

最初は妖怪の名前か、詩人か、あるいは北欧の伝説かと思いました。

調べてみると、どうやら山口県の秋吉台で見られる地形らしい。

ということで、行ってきました。

新山口駅に降りた瞬間、鼻が終わった

新幹線で新山口駅へ到着。

そしてホームに降りた瞬間。
鼻がやばい。

今まで人生で嗅いだことがないレベルの植物臭。

真っ暗で何も見えないのに、

「あ、なんか空気ヤバい」

と分かるレベル。

おそらくその時期は、
スギやシイ類などの花粉や植物由来の香り成分が大量に飛散していたのだと思います。

「カブトムシが5匹くらい入った虫かごに顔を突っ込んだ時の匂い」

完全にそれです。

自然の香りというより、
昆虫ゼリーと樹液と湿った木の匂い。

秋吉台に到着する前から、
すでにカルスト台地との戦いは始まっていました。

Mine秋吉台ジオパークがユネスコ世界ジオパークに認定

実は先日テレビで知ったのですが、

「Mine秋吉台ジオパーク」が
ユネスコ世界ジオパークに認定されたそうです。

ジオパークとは、

地球の成り立ちや自然環境を学びながら楽しめるエリア

のこと。

つまり簡単に言うと、

「すごい山の中認定」

みたいなものです。

もちろん本当はもっと深い意味があるんでしょうけどね。

秋吉台は約3億年前のサンゴ礁由来の石灰岩が長い時間をかけて隆起し、
雨水によって溶かされてできた日本最大級のカルスト台地。

見た目は草原なのですが、
実は地球の歴史そのものが露出している場所なんですよね。

愛する人が見たかった「ウバーレ」とは

今回の本当の目的はここ。
ウバーレ。

調べてみると、

ドリーネと呼ばれる小さな窪地が複数つながってできた、
さらに大きな窪地のこと。

カルスト地形特有の地形です。

愛する人は、

「その窪地で農業してる場所が見たい」

とのこと。

私は正直、

「へぇ……」

くらいの反応。

しかし本人は本気でした。

Googleマップとの戦い

ネットで調べると、

「帰り水」

という場所が近いらしい。

さらに調べると、

「帰水看板の避難場所」

なる地点が出てくる。

車で行ける、この避難所から見られるのかな?
と思っていたら違う

Googleマップを拡大すると、、、

東側に謎の「帰り水」地点。

でもどう見ても車道がない。。。

さらによく見ると、

上下に点線が伸びている。

あれ?

これって……

「歩けってこと?」

完全に想定外。

終わタンバリンシャンシャンです。

徒歩決定。

長者ヶ原駐車場から出発

近くの長者ヶ原駐車場に車を停めて歩きます。

ちなみに私は登山超初心者。

経験値はハワイのダイヤモンドヘッドくらい。

装備は、

  • 靴底の厚い靴
  • 虫よけスプレー
  • アウトドアジャケット

以上。

弱小パーティーです。

秋吉台を歩く

最初は下り。

道は轍ができていて意外と歩きやすい。

人工的に整備された感じではなく、
長年人が歩いて自然にできた道っぽい。

山の上を見るとカルストロードを走る車。

なんだかミニカーみたいでかわいい。

獣のフンも少なく、
草むらからガサガサする気配もない。

たぶん熊の心配はなさそう。

歩くこと約10分。

少し景色が開けてきます。

そしてさらに10分。

ついに見えてきました。

ドリーネ発見

窪地です。

本当に窪んでいる。
写真で見るより感動します。

しかもその底には畑。

なぜこんな場所で農業を?

と思ったのですが、

カルスト地形の窪地は雨水や有機物が集まりやすく、
肥沃な土壌になりやすいそうです。

つまり巨大なアリジゴク構造。

栄養も水も自然に集まる。

昔の人、
地形利用がうますぎます。

愛する人は観察、私は暇

愛する人は大興奮。

地形を見ている。
畑を見ている。
石灰岩を見ている。

私はというと。

完全に暇。

カルスト台地の中心で暇を持て余しています。

キモいアリの大群を見たり、
石を見たり、
空を見たり。

何か面白いものないかなと歩いていると、

看板を発見。

看板の文字が踊っている

見てください。

文字が踊っている。
ぐにゃぐにゃです。

実はGoogleマップの写真投稿でも見ていて、

私はてっきり、

「誰かが油性ペンで芸術的に落書きした」

のだと思っていました。

でも違いました。

印刷された文字が経年劣化で剥がれ、
前面ガラスに貼り付いていたのです。

偶然が作った文字アート。

カルスト台地が現代アートを生み出した瞬間でした。

かなり無理やりですが。笑

帰り道が本番だった

愛する人の気が済んだので帰ります。

ここで重大な事実。

行きは下り。

ということは。

帰りは。

全部上り。

下から見上げた瞬間、

「終わタンバリンシャンシャン(2回目)」

です。

黙々と登る。

無言。

ひたすら無言。

景色を楽しむ余裕ゼロ。

でも何とか長者ヶ原駐車場まで帰還しました。

美東展望台もすごかった

ちなみにこの日、
美東展望台にも立ち寄ってました。

ここが本当に良かった。

見渡す限り、

  • 電柱なし
  • 電線なし
  • 巨大な空
  • 石灰岩だらけ

日本じゃないみたい。

むしろRPGの世界。

「地球感」が強い。

ジオパーク認定された理由が少し分かる気がしました。

まとめ|秋吉台は「地球を見に行く場所」だった

正直、最初は

ウバーレ?
ドリーネ?

という状態でした。

でも実際に歩いてみると、
秋吉台は景色を見る場所というより、

「地球の仕組みを体感する場所」

なんだなと思います。

しかも新山口駅から車移動込みでも、
半日〜1日で十分楽しめる距離感。

本格登山ほどハードでもなく、
軽いハイキングとしてもちょうど良い。

筋肉痛もほぼありませんでした。

もし、

  • 秋吉台に行ってみたい
  • ジオパークが気になる
  • ドリーネやウバーレを見てみたい

そんな方がいたら、
ぜひ歩いてみてください。

そして帰りの上り坂で、

私と同じように

「終わタンバリンシャンシャン」

を味わっていただければと思います。

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