水草水槽の立ち上げ方法|初心者でも始められる基本手順とCO2なしで楽しむコツ
水草をきれいに育てたいなら、まずは「水・ソイル・照明」の3つを用意して、水草が育つ環境を作りましょう。
こんにちは、FEELです。
今回は、これから水草水槽を始めてみたい方に向けて、水草水槽の立ち上げ方について紹介します。

「水草水槽を始めたいけれど、何を用意したらいいの?」
「CO2添加システムがないと水草は育たないの?」
「魚を入れるのはいつ?」
そんな疑問を持っている方も多いと思います。
私自身、水草水槽を始めるときにはいろいろと考えましたが、最初から大がかりな設備を揃える必要はないと思っています。
基本的には、
- 水槽
- ソイル
- 水
- 照明
- 水草
このあたりを用意すれば、水草水槽をスタートできます。
CO2添加は、あれば水草を育てるうえで非常に心強い設備ですが、CO2がなくても育てられる水草はあります。
今回は、初心者の方でもわかりやすいように、水草水槽の立ち上げから、水質管理、エビを入れるタイミング、そして水草から出る美しい気泡を楽しむ方法まで紹介します。
水草水槽の「立ち上げ」とは?
まず、「水草水槽の立ち上げ」という言葉について。
アクアリウムでいう「立ち上げ」とは、簡単に言えば、水槽をセットして、水草や生体が暮らせる環境を作り始めることです。
水槽を設置して、
- ソイルを敷く
- 水を入れる
- 水草を植える
- 照明を設置する
- 水質を安定させる
- 必要に応じて魚やエビを入れる
という流れで、水槽を作っていきます。
ただし、ここで注意したいのが、水槽を作った直後から魚やエビを入れればいいわけではないということ。
水槽を立ち上げたばかりの時期は、まだ水槽内の微生物環境が十分に整っていません。
そのため、まずは水槽を動かしながら、水質が安定するまで待つことが大切です。
水草水槽の立ち上げに必要なもの
初心者が水草水槽を始める場合、まずは以下のものを準備します。
| 必要なもの | 役割 |
|---|---|
| 水槽 | 水草を育てる場所 |
| ソイル | 水草を植える底床 |
| 水 | 水草や生体が暮らす環境 |
| 照明 | 水草の光合成に必要 |
| 水草 | 水槽の主役 |
| ろ過フィルター | 水を循環・ろ過する |
| カルキ抜き | 水道水の塩素を中和 |
| 水温計 | 水温を確認 |
| CO2添加 | 水草の成長を促進※必須ではない |
最低限の設備だけで考えると、ソイル・水・照明が水草水槽の基本です。
ただし、実際には水をきれいに保つためのフィルターや、水道水を安全に使うためのカルキ抜きなども必要になります。
水草水槽のソイルはどう選ぶ?
水草水槽では、底床としてソイルを使用する方法が一般的です。
ソイルには、水草が根を張りやすい環境を作ったり、水質を調整したりする役割があります。
特に水草水槽では、水質を弱酸性寄りに保ちやすいソイルが使いやすいでしょう。
私の場合、ソイルは購入してすぐに水槽へ入れるのではなく、使用前に一度水に浸して2日ほど置いておく方法が個人的には好きです。
最初に水に浸しておくことで、ソイルの状態を確認してから水槽にセットできるので、私はこの方法を選んでいます。
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水草水槽の立ち上げ手順
ここからは、実際の立ち上げの流れを簡単に紹介します。
①水槽を設置する
まずは水槽を安定した場所に設置します。
水槽は水を入れると非常に重くなります。
60cm水槽なら、水だけで約60kg。
さらに水槽本体、ソイル、石、流木などの重量も加わります。
そのため、設置場所は慎重に選びましょう。
②ソイルを敷く
次に水槽へソイルを入れます。
水草を植えることを考えると、ある程度の厚みを確保しておくと根を張りやすくなります。
奥を高く、手前を低くすると、立体感のあるレイアウトにしやすくなります。
水草水槽は、横から見るだけでなく、上から見たときの奥行きも重要です。
③水を入れる
ソイルを敷いたら水を入れます。
ここで勢いよく水を注ぐと、ソイルが舞い上がって水が濁るので注意。
小皿やビニール袋などを利用して、ゆっくり水を入れるとよいでしょう。
水道水を使う場合は、カルキ抜きを忘れないようにします。
④水草を植える
水を入れたら、水草を植えていきます。
水草は種類によって、
- 前景草
- 中景草
- 後景草
- 浮草
など、それぞれ適した配置があります。
初心者の場合は、最初から難しい水草ばかりを選ぶのではなく、CO2なしでも育てやすい種類から始めるのがおすすめです。
水草水槽は、最初から完璧なレイアウトを作る必要はありません。
育っていく過程を見るのも、水草水槽の楽しみのひとつです。
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CO2添加は水草水槽に必要?
これは水草水槽を始める人が非常に気になるポイントですよね。
結論としては、CO2添加があれば水草を育てるうえで有利ですが、必ず必要というわけではありません。
CO2を添加することで、水草が光合成に利用できる二酸化炭素を補給できます。
そのため、
- 水草をどんどん増やしたい
- 成長を早くしたい
- 赤系水草をきれいに育てたい
- 本格的な水草レイアウトを作りたい
という場合には、CO2添加が非常に役立ちます。
一方で、
- 初心者
- 低光量
- 成長がゆっくりな水草
- 手軽に水草を楽しみたい
という場合なら、CO2なしからスタートするのも十分ありです。まずはCO2なしで始めて、もっと水草を育てたくなったらCO2添加を検討する方法もあります。
CO2なしの水草水槽で大切な水質管理
CO2を添加しない水草水槽では、水草が育ちやすい水質を安定させることが重要です。
ただし、水質は水道水やソイル、水槽の環境によって変わります。
「CO2なしなら必ず弱酸性にすればいい」というわけではありません。
水草や生体に合った水質を確認しながら管理することが大切です。
私が水草水槽で意識しているのは、弱酸性寄りの安定した水質を維持することです。
水草やエビを飼育する場合には、pHだけでなく、
- GH
- KH
- アンモニア
- 亜硝酸
- 硝酸塩
なども確認すると安心です。
水草水槽のpHはなぜ変化する?
水草水槽では、時間帯によってpHが変化することがあります。
水草は光がある昼間に光合成を行います。
光合成によって水中の二酸化炭素が消費されると、pHが上昇する方向に働くことがあります。
一方、夜間は光合成が止まり、水槽内の生体や微生物などの呼吸によって二酸化炭素が増えるため、pHが下がる方向に働きます。
つまり、
昼間 → 光合成 → CO2減少 → pHが上がりやすい
夜間 → 呼吸 → CO2増加 → pHが下がりやすい
という変化が起こります。
そのため、CO2なしの水草水槽では、昼夜で水質が大きく変動しすぎない環境を作ることが重要です。
ソイルの選択や換水、生体数、照明時間なども含めて、水槽全体のバランスを見ていきましょう。
水草水槽に魚とエビ、初心者にはどちらがおすすめ?
水草水槽に生体を入れる場合、魚を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、個人的には初心者の方が水質の変化を確認するという意味では、エビを観察するのもおすすめです。
エビは水質の変化に敏感な傾向があります。
もちろん、エビが死んだからといって、必ず「水質が合っていない」と断定できるわけではありません。
水温、急激な水質変化、脱皮不全、餌、農薬など、さまざまな原因が考えられます。
ただ、エビが元気にツマツマしている水槽は、見ていて非常に癒やされます。
水草水槽を始めるなら、エビの動きをじっくり観察するのもおすすめです。
水草から出る気泡を楽しもう
水草水槽の魅力のひとつが、水草から出る光合成の気泡です。
照明をつけた水槽を眺めていると、水草の葉から小さな気泡が出てくることがあります。
これを見ると、
「ちゃんと光合成しているんだな」
と実感できます。
特に水草が元気に育っている水槽では、葉の先から小さな気泡が次々と出てくることもあります。
この光景は、水草水槽をやっている人なら一度は見てほしい美しさです。
CO2添加をしている水槽では気泡が見られやすくなる場合がありますが、CO2なしでも環境が整えば光合成による気泡を見ることはできます。
水草が育っていく様子と合わせて、ぜひ楽しんでみてください。
水草水槽の立ち上げで初心者が注意したいこと
水草水槽を始めるときは、最初から完璧を目指さないことも大切です。
特に注意したいのが、
- いきなり生体を大量に入れない
- 照明を長時間つけすぎない
- 水質を急激に変化させない
- 水草の種類を増やしすぎない
- 水換えを適切に行う
- コケが出ても焦らない
ということです。
水槽を立ち上げると、最初はどうしてもコケが出ることがあります。
これは水槽内の環境がまだ安定していないためです。
「コケが出た=失敗」ではありません。
水槽の状態を観察しながら、照明時間や換水、生体数などを調整していきましょう。
水草水槽の立ち上げに必要なもの比較表
| 方法 | CO2 | 難易度 | 水草の成長 | 初心者 |
|---|---|---|---|---|
| CO2なし・低光量 | なし | ★☆☆ | ゆっくり | ◎ |
| CO2なし・中光量 | なし | ★★☆ | 普通 | ○ |
| CO2添加・中光量 | あり | ★★☆ | 早い | ○ |
| CO2添加・高光量 | あり | ★★★ | 非常に早い | △ |
初心者なら、まずはCO2なし・低~中光量くらいからスタートするのもよいでしょう。
水草水槽に慣れてきたら、CO2添加や照明の強化を考えていけば十分です。
水草水槽の立ち上げは「水槽を育てる」こと
水草水槽の立ち上げは、単純に水槽をセットするだけではありません。
水草が根を張り、微生物が増え、コケが出たり消えたりしながら、少しずつ水槽全体が安定していきます。
最初から完璧な水槽を作ろうとすると、疲れてしまいます。
まずは、
ソイルを敷く
↓
水を入れる
↓
水草を植える
↓
照明を当てる
↓
水質を観察する
この流れから始めてみましょう。
CO2添加は、必要になってから追加しても大丈夫です。
そして、水草が成長して葉から小さな気泡が出てきたとき。
その瞬間に、
「この水槽、ちゃんと生きているんだな」
と感じられると思います。
水草水槽は、魚を眺めるだけのアクアリウムとはまた違った楽しみがあります。
ゆっくり成長する水草を眺めながら、自分だけの小さな水中世界を育ててみてはいかがでしょうか。






