エールフランスが欠航したら、
- まずは航空会社から代替便への振替を受けるか、払い戻しを受けるかを確認し
- そのうえでホテル代や交通費など追加で発生した費用について補償対象になるか請求しましょう。
こんにちは、FEELです。
今回、私はベネチアからフランス・パリへ移動するため、マルコポーロ空港からエールフランスを利用する予定でした。
ところが、出発前日に突然、予約していた便が欠航
しかも、その影響で、
- 予約していたTGVに乗れない
- 前泊ホテルをキャンセル
- パリのホテルを急遽予約
- 予定を1日変更
- 交通費が追加発生
という、かなり面倒な事態になりました。
最終的にはエールフランスへ補償請求を行い、後日、銀行口座への振り込みまで確認できました。
ただし、請求してから最初の11日間は何の連絡もありませんでした。
12日目に突然メールが来て、パスポートや追加の領収書を提出するよう求められるのですが、
この記事では
- 私が実際に経験したエールフランスの欠航
- 補償請求
- 12日後の連絡
- 最終的な支払いまで
まとめます。
※この記事は個人の旅行体験談をもとにしたもので、個別の法律相談ではありません。
エールフランスが欠航したら補償される?結論は「欠航理由」が重要
エールフランスに限らず、飛行機が欠航した場合に「必ず補償金がもらえる」というわけではありません。
EU発着便では、EU規則261/2004による航空旅客保護の対象になる場合があり、欠航時には、
- 返金
- 代替便への振り替え
- 必要に応じた食事や宿泊などの援助
- 条件を満たせば金銭補償
などの権利が発生する可能性があります。
一方で、欠航の原因が「異常な事情(extraordinary circumstances)」に該当する場合、金銭補償が免除されるケースもあります。
特にストライキは要注意です!
EU公式案内では、
航空会社自身の従業員によるストライキは、原則として「異常な事情」に当たらない
とされています。
一方、航空管制官や空港職員など、航空会社の外部で起きたストライキは、異常な事情に該当する可能性があります。
つまり、
「ストライキだから絶対に補償されない」
とは限りません。
ここは欠航の原因を確認することが大切です。
私がエールフランスを予約した理由
今回の旅行では、ベネチアからフランス・パリへ移動するため、マルコポーロ空港からエールフランスを利用する予定でした。
実は、エールフランスには以前から少し不信感がありました。
日本とフランス・パリを往復する便を予約しようとしたとき、予約途中で強制的にログアウトされたり、再度検索したら価格が高くなったりした経験があったからです。
「なんだかなあ……」
と思いつつも、今回の日程では希望する時間帯の便がエールフランスしかありませんでした。
そこで、仕方なくエールフランスを予約。
支払いにはアメックスを利用しました。
このときはまさか、旅行中に本当にエールフランスの欠航を経験するとは思っていませんでした。

出発24時間前にエールフランスの欠航を知る
事件が起きたのは、出発予定日の前日です。
出発まで約24時間。
「そろそろチェックインしておこうかな」
と思い、エールフランスのアプリを開きました。
すると、
「あれ?」
となりました。
予約していた出発時間が、もともとの5時55分から9時05分に変わっているのです。
「え?時間が変わってる?」
と思い、メールを確認しました。
すると、そこには衝撃的な内容が。
予約していた便が、
キャンセル
になっていました。
いやいや、キャンセルした覚えはありません。
私がキャンセルしたわけではないので、正確には「欠航」です。
メールを読み進めると、予約していた便が運航されなくなったことが分かりました。
後日、エールフランスからの連絡では、原因はストライキだったと説明されました。
利用者が少なかったのか、それともストライキの影響だったのか。
とにかく、こちらとしては予定が大きく変わってしまいました。
エールフランス欠航でTGVに間に合わない!
今回、飛行機の欠航で一番困ったのが、その後の移動です。
もともとの予定では、パリ到着後にTGVへ乗ることになっていました。
ところが、エールフランスが変更した9時05分の便では、12時48分発のパリ・リヨン駅発TGVに間に合いません。
しかも、このTGVは簡単にキャンセルできるものではありませんでした。
ここで、
「飛行機が遅くなったからTGVも変更しよう」
というわけにはいかなかったのです。
円安の時代、現地で惨めな思いをして泣かないためには、こういう「次の交通機関」まで考えておくことが重要だと実感しました。
そこで、予定を大幅に変更することにしました。
欠航で予定を1日早めてパリへ移動
もともとは翌日にパリへ移動する予定でした。
しかし、欠航した飛行機をそのまま待っていたら、TGVに間に合いません。
そこで、予定を1日前倒し。
その日の夕方便でパリへ向かうことにしました。
これでTGVに間に合う可能性を確保しました。
しかし、予定変更には当然お金がかかります。
もともとその日はマルコポーロ空港近くのホテルに泊まる予定でした。
しかし、1日早くパリへ行くことになったため、そのホテルをキャンセル。
そして、急遽パリの空港近くのホテルを予約しました。
つまり、
予定外のホテル代
予定変更による交通費
新しいホテルの予約費用
などが発生しました。
旅行中に突然こんなことになると、かなり焦ります。
エールフランスの欠航で発生した費用を請求
空港でエールフランスの職員に事情を説明しました。
「予定が全部変わってしまったんだけど、どうすればいい?」
と聞いたところ、
「ネットから請求してください」
とのこと。
そこで、帰国後ではなく、旅行中にネットから請求を行いました。
今回請求したのは、
- キャンセルした前泊ホテル
- 欠航によって発生した交通費
- 急遽予約したパリのホテル
などです。
ここで重要なのが、領収書を残しておくことです。
ホテルの予約確認書、キャンセル料の明細、交通費の領収書など、関係しそうなものはできるだけ保存しておきましょう。
そして、もうひとつ。
請求後に表示される確認番号は必ずメモしておくことをおすすめします。
後から問い合わせるときに、自分の請求がどうなっているのか確認しやすくなります。
エールフランスに補償請求して11日間まったく連絡なし
請求を送信。
これで一安心……と思ったのですが。
待てど暮らせど、何の連絡もありません。
1日。
3日。
1週間。
10日。
そして、
11日間、何の音沙汰もありませんでした。
「ちゃんと請求できているのかな?」
「もしかして無視されている?」
と、だんだん不安になります。
海外の航空会社とのやり取りなので、余計に不安です。
そして12日目。
突然、メールが届きました。
12日目にエールフランスから突然メールが来た
12日目に届いたメールには、追加書類の提出依頼がありました。
求められたのは、
- パスポート
- 追加の領収書
などです。
さらに、今回の欠航理由について、
ストライキが原因だった
という説明がありました。
そして、
「不可抗力に起因する遅延・欠航は補償対象外となる場合がある」
という趣旨の説明もありました。
ただ、今回については特別に対応する、という内容でした。
結果的には、私が請求した費用について補償を受けることができました。
エールフランスの欠航補償は銀行口座に振り込まれた
補償が決まった後、実際のお金は銀行口座へ振り込まれました。
クレジットカードの返金ではなく、銀行口座への入金です。
海外旅行中の予想外の欠航で、ホテルや交通費まで変更になったので、最終的に補償してもらえたのは本当に助かりました。
ただし、今回のケースがすべての人にそのまま当てはまるとは限りません。
欠航理由や予約状況、発生した費用、航空会社の判断などによって結果は変わります。
そのため、
「欠航したから必ずホテル代が全額返ってくる」
とは考えず、まずは航空会社に請求して確認することが大切です。
エールフランス欠航の補償で請求するときに必要なもの
私の経験から、海外旅行で飛行機が欠航したときは、以下のものを残しておくことをおすすめします。
| 保存しておきたいもの | 理由 |
|---|---|
| 航空券・予約番号 | 予約を確認するため |
| 欠航通知メール | 欠航の事実を証明するため |
| 航空会社とのメール | やり取りの記録 |
| ホテル予約確認書 | 宿泊費の確認 |
| ホテルキャンセル明細 | キャンセル料の確認 |
| 交通費の領収書 | 追加費用の確認 |
| 新規ホテルの領収書 | 予定変更による費用 |
| 請求確認番号 | 問い合わせ時に必要 |
| パスポート情報 | 本人確認を求められる場合がある |
特に、
「何にいくら使ったのか」
を整理しておくと請求しやすくなります。
欠航したら補償金はいくら?EU261の基本
EU規則261/2004では、一定の条件を満たす欠航について、距離に応じて補償額が定められています。
基本的には、
| フライト距離 | 補償額の目安 |
| 1,500km以下 | 250ユーロ |
| EU域内1,500km超、その他1,500~3,500km | 400ユーロ |
| 3,500km超 | 600ユーロ |
となっています。
ただし、欠航を14日以上前に通知されていた場合や、代替便の到着時間など一定の条件を満たす場合、補償対象外または減額になることがあります。
また、異常な事情が原因で、航空会社が合理的な措置を取っても欠航を避けられなかった場合も、金銭補償が免除される可能性があります。
ここで重要なのは、
「チケット代の返金」
と
「EU261による補償金」
と
「ホテルや食事などの実費に対する援助・費用負担」
は、同じものではないということです。
欠航時には、自分がどの権利を請求しているのか整理する必要があります。
ストライキで欠航したら補償されない?
ここは非常に重要です。
「ストライキ=補償なし」
と思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、EUの公式案内では、航空会社自身の従業員による内部ストライキは、原則として異常な事情とは扱われません。
一方で、航空会社の外部にある空港職員や航空管制官などのストライキは、異常な事情に該当する可能性があります。
つまり、同じ「ストライキ」でも、
誰がストライキをしていたのか
によって扱いが変わる可能性があります。
今回、エールフランスからはストライキが理由だと説明されましたが、最終的には補償を受けることができました。
そのため、
「ストライキだからどうせ無理」
と最初から諦めず、まずは航空会社に請求してみることをおすすめします。
エールフランス欠航でTGVに乗れなかったらどうする?
今回の私のように、
飛行機→TGV
と乗り継ぐ予定の場合は、特に注意が必要です。
飛行機の欠航によってTGVに乗れなくなった場合でも、TGVのチケットが自動的に無料で変更できるとは限りません。
別々に購入した交通機関の場合は、
- 航空券
- TGV
- ホテル
それぞれの予約条件を確認する必要があります。
今回、私のTGVは変更が難しかったため、飛行機そのものを前倒しするという対応になりました。
海外旅行では、飛行機が遅れる可能性も考えて、
「到着後の鉄道は何時間後に予約するか」
を余裕を持って設定することも大切だと思います。
海外旅行では欠航対応の旅行保険に入っておけばよかった
今回、私が一番後悔したのがこれです。
実は、私は海外便の飛行機利用が今回で2回目。
まだ海外旅行に慣れているとは言えません。
そして、今回は「飛行機が欠航する」という事態をあまり現実的に考えていませんでした。
そのため、欠航や航空機遅延に対応する保険について、十分に準備していませんでした。
結果として、エールフランスから補償を受けることができたので助かりました。
しかし、すべての欠航で同じように補償されるとは限りません。
特に長期間の海外旅行で、
- 飛行機
- TGV
- ホテル
- 美術館チケット
- レンタカー
- 現地ツアー
などを複雑に予約する場合、ひとつの欠航が旅行全体に影響します。
今後は、
航空機遅延・欠航による宿泊費や交通費などをカバーする旅行保険
も検討したいと思っています。
エールフランスに補償請求したら「クレーマー扱い」になる?
これは個人的に少し気になった点です。
今回、補償請求をしたことで、
「エールフランスのデータベースに『補償請求をした人』として記録されるのでは?」
「何かクレーマーのようなマークが付くのでは?」
と考えました。
しかし、これは私が確認できた範囲では事実として確認できませんでした。
航空会社が問い合わせや補償請求の履歴を管理する可能性はありますが、それが「クレーマー扱いのマーク」を意味するとは限りません。
むしろ、正当な権利に基づいて補償を請求することは、通常の乗客として当然の行為です。
EUの航空旅客保護制度でも、欠航や遅延が発生した場合に乗客が権利を主張する仕組みが設けられています。
ですから、
「請求したらブラックリストに載るかも」
と心配して、請求を諦める必要はないでしょう。
ただし、虚偽の請求や不正な書類提出などは別問題です。
正当な費用を、証拠を添えて、事実に基づいて請求する。
これが基本だと思います。
11日間放置されたことは、正直かなり不安だった
今回、最終的に補償してもらえたことについては、エールフランスに感謝しています。
しかし、個人的な感想としては、
11日間、何の連絡もなかった
という点は、かなり不安でした。
12日目に突然メールが来たので、
「忘れられていたわけではなかったのか」
と少し安心した一方、
「それなら途中経過くらい連絡があってもいいのでは?」
とも思いました。
しかも、旅行中に予定を変更し、ホテルをキャンセルし、別のホテルを予約して、さらに補償請求までしています。
旅行者としては、かなり精神的に疲れます。
結果的に補償されたとしても、
「連絡が遅い」という点では、私の中でエールフランスの信用度はかなり下がりました。
これはあくまで私個人の体験・感想です。
エールフランス欠航の補償請求で大切なこと
今回の経験から、海外旅行で飛行機が欠航した場合は、次のことをおすすめします。
1.欠航メールを保存する
後で必要になる可能性があります。
2.欠航理由を確認する
ストライキ、天候、航空管制など、理由によって補償の扱いが変わる可能性があります。
3.代替便を確認する
自分で勝手にキャンセルする前に、航空会社の振替・返金条件を確認しましょう。
4.領収書をすべて残す
ホテル、交通費、食事など、関連する費用は記録しておきます。
5.請求番号を控える
後から問い合わせるために重要です。
6.すぐに請求する
時間が経つと記憶も領収書も整理しにくくなるため、できるだけ早めに手続きをします。
7.保険にも請求できるか確認する
航空会社の補償とは別に、旅行保険の対象になる場合があります。
エールフランス欠航・補償に関するよくある質問
Q1.エールフランスが欠航したら必ず補償されますか?
いいえ。
欠航の通知時期や理由、代替便の条件などによって変わります。
EU261の対象となる場合でも、異常な事情が原因なら金銭補償が免除される場合があります。
Q2.ストライキなら補償されませんか?
必ずしもそうではありません。
航空会社自身の従業員によるストライキは、原則として異常な事情とは扱われません。
一方、航空会社外部のストライキは異常な事情と判断される可能性があります。
Q3.欠航でホテル代が発生したら請求できますか?
ケースによります。
欠航時には、代替便への振り替えや返金のほか、状況に応じて食事・宿泊などの援助を受ける権利が発生する場合があります。
実際に費用が発生した場合は、領収書を保管して航空会社へ確認しましょう。
Q4.エールフランスへの補償請求はどのくらいで返事が来ますか?
私の場合は、請求から11日間は連絡がなく、12日目に追加書類の依頼が届きました。
ただし、これは私のケースです。
請求内容や時期によって対応期間は異なります。
Q5.欠航したら自分で別の航空券を買ってもいい?
まずは航空会社に代替便や返金について確認することをおすすめします。
EUルールでは、欠航時に返金、最短での振り替え、後日の振り替えなどの選択肢が定められています。自分で新しい航空券を購入する前に、航空会社の案内を確認しましょう。
まとめ|エールフランスが欠航したら、諦めずに補償請求を
今回、ベネチアからパリへ移動する予定だった私は、出発前日にエールフランスの欠航を知りました。
その結果、
- 予定していた飛行機が欠航
- TGVに間に合わなくなった
- 予定を1日前倒し
- マルコポーロ空港近くのホテルをキャンセル
- パリのホテルを急遽予約
- 交通費も追加発生
- エールフランスへ補償請求
- 11日間連絡なし
- 12日目に追加書類の依頼
- 最終的に補償金が銀行口座へ振り込まれた
という経験をしました。
今回、最終的に補償してもらえたことは本当に助かりました。
ただ、海外旅行で突然飛行機が欠航すると、予定していたホテルや鉄道まで一気に崩れてしまいます。
円安の時代、現地で惨めな思いをして泣かないためにも、
「飛行機が欠航するかもしれない」
という前提で旅行計画を立てておくことが大切だと実感しました。
特に、飛行機の後にTGVなど別の交通機関を予約している場合は、時間に余裕を持たせる。
ホテルや交通機関のキャンセル条件を確認する。
そして、旅行保険についても検討する。
これだけでも、突然の欠航によるダメージを減らせると思います。
そして、もし実際に欠航してしまったら、
「ストライキだから無理」
と最初から諦めず、まずは欠航理由と自分の権利を確認して、航空会社に請求してみましょう。
私自身、今回の経験を通じて、
「海外旅行は楽しいけれど、トラブルが起きたときの備えも大切」
と改めて感じました。
次に長期の海外旅行へ行くときは、航空機の欠航や遅延に対応できる旅行保険にも、もう少し真剣に目を向けたいと思います。